各部の概略
第1部 プログラミングについて学ぶのとプログラムの文法を学ぶのは、同じではないことを確認します。
また、Rubyをインストールして演習の準備をします。
Windowsを使っている人と、Macを使っている人向けにそれぞれの準備方法を用意しました。
第2部 Rubyを使ってプログラムを作り始めます。
最初に目標とするアプリケーションを決めます。
最初の段階なので、目標のアプリケーションの一部についてプログラムを作成します。
Rubyの文法についてはそのために必要な分だけ説明しています。
第3部 機能は限定的ですが目標のアプリケーションの最初の版を作ります。
第2部で作成したアプリケーションを見直して、扱うデータや処理をひとまとめにして操作する方法としてクラスを使ってみます。
アプリケーションの処理をクラスの操作として実現することもやってみます。
第4部 最初の版を改良して、アプリケーションを終了してもデータを保持できるようにします。
アプリケーションのデータを保存するファイルというものについて少し学んでから、Rubyからの操作方法を練習します。
それからCSVファイルや、Rubyに付属するPStoreという簡易データベースを使ってアプリケーションを改良します。
第5部 データの追加、削除、修正、検索が容易にできるデータベースというものを使ってみます。
アプリケーションのデータをデータベースに格納できるようにして、データベースを使うようにアプリケーションを改良します。
まず、データベースやSQLの基礎的なことがらを学んでから、Rubyからデータベースを利用する方法を練習します。
それからデータベースを使うようにアプリケーションを改良します。
第6部 アプリケーションのデータをWebページに表示できるようにするために、Webアプリケーションを作成します。
まず、Webの仕組みについて理解してから、Webページを作ってWebサーバーに配置し、Webブラウザからアクセスします。
それができたら、プログラムによってWebページを作成する方法としてテンプレートエンジンというものを使います。
ブラウザからの操作によって呼び出されたプログラムがWebページを生成するところまでやってみます。
第7部 目標としたアプリケーションの最終版を作ります。
Webブラウザを使ってアプリケーションが操作できるよう、Webアプリケーションの仕組みを使って実現します。
先にアプリケーションの処理と画面の操作との関係を整理します。
その後、個々の画面のデザイン、各画面の処理を段階的に作成します。
画面はテンプレートエンジンを使ってプログラムに作成させるようにし、
アプリケーションのデータを保持するにはデータベースを利用します。
すべての機能について画面と処理を作成すれば、実際にWebブラウザを使って操作できるアプリケーションが完成します。